物理に恋して
二条城から金閣寺、それから菜摘と楽しみにしてたカフェに向かう。
「ここから歩いてすぐだから。ちょうどすいてるといいんだけど。」
「班長さすが」
「班長サンキュー」
「なんか、呼び方班長になってるし」
みんなが笑って。
移動中も会話が楽しい。
「でも、本当に委員長のおかげですごいスムーズにまわれてるから。ありがと」
「どういたしまして」
「あ、秋野さんに甘い」
「本当美月には甘いなー」
なんか、つっこまれてしまってるけれど..
本当に委員長は班長としてもテキパキ仕切ってくれる。
言ってくれた通り、そんなに並ばずにお目当ての甘味にたどり着けて。
楽しみにしていた抹茶アイスクリームを堪能しようと、口にした瞬間。