物理に恋して

「隼人、おまえ調子いいな」

「美月も“確かに”じゃないよー、あーもーサプライズしようとしたのに」

菜摘がそんなことを言ってくれて嬉しくなるも、
隼人くんはまったく気にせず、委員長に話しかけてる。


「もしかして、会長、秋野さんと同じ班?」

「そう、ていうか会長って呼ぶな」

「マジ!うらやましー!」

隼人くんがそんなことを言うから、思わず咳き込む。

「秋野さん、大丈夫?」

「あ、うん、ありがと、むせちゃっただけ」

「うん、そっかー誕生日、明日か。」

隼人くんは微笑むと、真剣な表情で何かを考えてる。
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