物理に恋して
「美月、遅かったねー。さっき見回りあるとか聞いて、一旦優希も部屋戻ったよ。後で来れるかなあ」
菜摘が優希ちゃんといたせいかハイテンションで、靴を脱いだりお土産をガサガサしながら、帰ってきた。
「おかえりー」
わたしは、なぜか、ベッドに潜り、顔だけ出していた。
「あれ、寝てたの?」
「あ、うん、ちょっと眠くなっちゃって」
「大丈夫?」
「全然、大丈夫!」
そう言って起き上がる。
自分でもよくわからない行動とってる..
恥ずかしすぎる。
菜摘は一瞬不思議そうにわたしを見た、けど、すぐにいつも通りで。
目の前でデニムを脱いでルームウェアに着替え始める。