物理に恋して

「お昼、食べれそう?お弁当だけど」

そういえば、朝ほとんど食べなかったせいか、お腹が空いてる。

「はい」

「一緒に食べましょう。用意できたら3Fにある会議室前のフリースペースに来られる?」

「はい」

「じゃ後でね。私はお弁当受け取ってから向かうから。」

保健の先生はにこりと微笑むと、腕時計を確認し、急いで部屋を出た。


ガチャン



ベッドサイドの時計を見ると、もう13時近くで。

適当に髪を直して、ベッドに転がっていた携帯とハンカチだけ掴んで部屋を出た。



「3Fだっけ..」

エレベーターで携帯を見れば、菜摘や優希ちゃんから写真が沢山送られていた。


「あ」

先生からも、きてる。





先生: それ、外しとけ




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