物理に恋して
γ 集中講座
夏休み
カチ カチカチ カチ
《うん 今から行くね》
送信ボタンを押すと、ディスプレイの中、紙飛行機が飛んでいった。
携帯のケースをパタンと閉じる。
夏休みの夕方。
物理クラスのみんなで花火やるからおいで、と優希ちゃんに誘われた。
集中講座に出ていてるメンバーで仲良くなったみたいで、学校の後に花火をすることになったらしい。
夏休みが始まって一週間が過ぎる頃。
集中講座という、いわゆる自主参加の補習が始まった。
もちろん、わたしは参加していない。
物理以外の科目をとってもよかったかもしれない。
だけど、先生以外の科目を選ぶなんて、なんか気が引けてしまったんだ。
《うん 今から行くね》
送信ボタンを押すと、ディスプレイの中、紙飛行機が飛んでいった。
携帯のケースをパタンと閉じる。
夏休みの夕方。
物理クラスのみんなで花火やるからおいで、と優希ちゃんに誘われた。
集中講座に出ていてるメンバーで仲良くなったみたいで、学校の後に花火をすることになったらしい。
夏休みが始まって一週間が過ぎる頃。
集中講座という、いわゆる自主参加の補習が始まった。
もちろん、わたしは参加していない。
物理以外の科目をとってもよかったかもしれない。
だけど、先生以外の科目を選ぶなんて、なんか気が引けてしまったんだ。