物理に恋して
公園花火
学校寄りの駅につくと、辺りは薄暗くなっていた。
駅の近くにある公園。
もうみんなが集まってるみたいで、楽しそうな声が聞こえた。
「こんばんは」
「あ、美月ちゃん来た!」
「ひさしぶりー!でもないかぁ?」
「オッスー!」
テンションの高いみんなの奥に、優希ちゃんが見えて、近づこうとした時。
「はいこれっ!」
突然、目の前に現れた花火の束。
「秋野さんの分っ!」
視線を近くに戻せば、にかっと笑う男の子。
─だ、だれ… だっけ?
名前もわからず戸惑うわたしに、
「はいっ、持って!火つけるから!」
花火を押し付けて、しゃがむよう急かした。
駅の近くにある公園。
もうみんなが集まってるみたいで、楽しそうな声が聞こえた。
「こんばんは」
「あ、美月ちゃん来た!」
「ひさしぶりー!でもないかぁ?」
「オッスー!」
テンションの高いみんなの奥に、優希ちゃんが見えて、近づこうとした時。
「はいこれっ!」
突然、目の前に現れた花火の束。
「秋野さんの分っ!」
視線を近くに戻せば、にかっと笑う男の子。
─だ、だれ… だっけ?
名前もわからず戸惑うわたしに、
「はいっ、持って!火つけるから!」
花火を押し付けて、しゃがむよう急かした。