物理に恋して

真夜中のできごと

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「…づき、美月」

先生の声がして。

「…いたたた」

首がへんに折れ曲がってて、足もしびれて。

わたし、いつの間にか寝ちゃってたんだ。

ああ、また、先生によく寝るなって言われそう…寝ぼけた頭がそんなことを考える。

「携帯、光ってる」

先生に言われて、ローテーブルに置いたままの携帯を手に取ると、お母さんからメッセージがきてた。


"戸締まりちゃんとしていってね!"


メッセージがきたのは、20:30で、今は―…。

もう0:00を過ぎていた。
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