きみと過ごした最後の日を、ぼくは覚えていますか。



家の近所にある小さな河辺。


そこの草原に寝転がり、俺は空を見上げる。

ちょうどそこは、隣に掛けてある橋の影になっていて、眩しい太陽は隠れて見えない。


俺のお気に入りのスポット。


誰も来ない、日差しも通らない、田舎だからか周りの声も聞こえない。

気持ちを落ち着かせるのに最適の場所。


いつもは、そうだった。



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