怪人K―二つの正義―
ゴリゴリと骨の砕ける音。


ブチブチと肉の抉れる感触。


凶器を伝い指に手に脳に響く。


「…!?……!!……!!」


やがて石田の生命活動は止まった。




朝日が窓から差し込み怪人を照らす。


その姿はおぞましく、それでいて美しかった。
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