怪人K―二つの正義―
「生きてたのか…いい加減くたばっても…」


「ああん?」


「何でもありません!」


部屋を見回すと佐田の部屋のドアが破られていた。


「佐田は……?」

部屋に入ると誰もいなかった。

夜風が開いた窓から吹き込む。


窓の外を覗くと凄い数の人が居た。


その視線は屋上へ…
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