怪人K―二つの正義―
まさか……K!


部屋を出てマンションの階段を駆け上がる。


「止めとけって!また殴られるぞ!」

そんなことどうでもいい。


「怪人に狙われるような奴に命かける気か?」


誰にだってかけるさ!

だってそれが……


「それが俺の仕事だから!」


屋上のドアを勢いよく開ける。


バラララとヘリの音がする。
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