怪人K―二つの正義―
第2章

1,長瀬龍也

「よぉ!お手柄だな長瀬!」


「何がですか?」


「昨日の事に決まってるだろ?どの新聞もお前のマヌケ面が一面トップだ!」


褒めたいのか?

貶したいのか?


「もっと胸を張らんか!」

デカい手のひらでバンバンと背中を叩かれた。


「止めて下さいよ!全身筋肉痛なんですから!」
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