許されざる恋〜あの頃キミが大好きでした〜
「立花さん⁉︎」

え...

僕は突然腕を掴まれ、ホテルの入り口で引き止められた

え...小鳥遊さん⁉︎
なんで

僕は驚きで一瞬頭が真っ白になった

「立花さん。何してるんですか⁉︎」
「た...小鳥遊さん。なんで」
「なんでって。聞きたいのは僕ですよ」

ちょっと待って
混乱で状況が理解出来ない

「この人誰ですか⁉︎」
「てか。ここラブホって解ってます⁉︎」

待て待て
なんで小鳥遊さんがここに居るんだ
で、なんで怒ってるだよ

「小鳥遊さんには関係ないでしょ」
「腕離して下さい」

僕は小鳥遊さんの手を振り払おうとしたがビクともしない

なんて馬鹿力

「離しませんよ。今から何しようとしてたんですか⁉︎」
「だから、貴方には関係ないでしょ」

勘弁してくれ
可愛い顔してなんて力だ

「何。知り合い?」
「まぁ。」
「面倒事はごめんだよ。俺帰るわ」
「ちょっと待って」

今夜慰めて貰うはずの彼が、呆れて帰ってしまった
最悪だ...
なんなんだこの人は
また睨んでるし、怒りたいのは僕の方なんですけど...

「立花さんってそっちの人なんですか?」

そっちってどっち?
て、ベタなツッコミを入れてしまいそうだった

「とりあえず場所変えませんか」
「僕ん家この近くなんで、良かったらうち来ますか?」

はぁ...
僕は渋々自分ちに小鳥遊さんを招待した
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