許されざる恋〜あの頃キミが大好きでした〜
「俺は...。駿くんの代わりですか?」

立花さんはそっと僕から離れた

「貴方が駿の代わり?まさか」
「ただ貴方と一度寝てみたかった。それだけの事ですよ」

立花さんは知的な笑みを浮かべた

「俺の気持ちを知ってて…ですか?」
「そうですよ。僕は誰にも執着しない」
「僕は貴方が思ってる様な男じゃない」

そっか…
この人は誰でも良かったんだ

分かってたつもりなのに…なんか傷つくな

「ですよね。今日は帰ります」
「ビールご馳走様でした」

立花さんはこっちを見てくれない
僕はそのまま部屋を出た
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