許されざる恋〜あの頃キミが大好きでした〜
「アユ」
「駿。久し振り」

僕達は仕事終わりに駅前の居酒屋で待ち合わせをした

僕はいつも通り平然を装えてるだろうか
気持ちが垂れ流しになってないか心配だったが、駿の顔を見て以外にも僕は冷静だった
何故なら駿は1人ではなかったからだ

「アユ。突然ごめんな」
「この人がどうしてもアユに会いたいってうるさくて」
「それは構わないよ。初めまして。立花歩です」
「初めまして。小鳥遊江です」

駿が連れて来た男は、駿と同じフラワーアレンジメントの仕事をしてるらしく、イベント会場で一緒に仕事をしてからプライベートでも会うようになったと言う

幼馴染みがいると話をしたら、どうしても会わせるようせがんだらしく、で今にいたる

にしても、人懐こそうな可愛らしい顔の人だ

「立花さんは噂以上に綺麗な人ですね」
「駿。小鳥遊さんにどんな話をしたんだよ」
「え。まぁ...いろいろ?」

駿は言葉を濁し、目をそらした
全く、駿には困ったものだ

なんて...内心嬉しくてたまらない
本当に馬鹿だな僕は...
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