風と今を抱きしめて……
~大輔~
大輔はソファーに寝かされている事に気付き、うっすら目をあけた。
陸が大輔の横で飛行機のおもちゃを抱きしめ、不安そうに正座をしていた。
「大丈夫だ。心配するな」
大輔は陸の頭をなでた。
「今、ママが氷を買いに行ったから、大丈夫だ。心配するな。」
陸も大輔の頭をなでた。
熱で頭が重いのが分かる。
ふと、部屋の隅のケースの中の、ピンクのパジャマが目に入った。
ユウの物だと直ぐに分かった。
大事そうに置かれているケースが、大輔はなんだか面白くなかった。
真矢が帰って来た音がしたのを確認すると、幼いころ食べた祖母の作ったうどんを思い出し、大輔は眠りについた。
大輔はソファーに寝かされている事に気付き、うっすら目をあけた。
陸が大輔の横で飛行機のおもちゃを抱きしめ、不安そうに正座をしていた。
「大丈夫だ。心配するな」
大輔は陸の頭をなでた。
「今、ママが氷を買いに行ったから、大丈夫だ。心配するな。」
陸も大輔の頭をなでた。
熱で頭が重いのが分かる。
ふと、部屋の隅のケースの中の、ピンクのパジャマが目に入った。
ユウの物だと直ぐに分かった。
大事そうに置かれているケースが、大輔はなんだか面白くなかった。
真矢が帰って来た音がしたのを確認すると、幼いころ食べた祖母の作ったうどんを思い出し、大輔は眠りについた。