俺様御曹司に飼われました
「あいつ……」
LINEを下にスクロールしながらみていた悪魔の手が止まる。
「暁さん……?」
「なんであいつがこの写真持ってんだよ……」
悪魔の言葉でわかった。
元カノの写真だって。
「なんか、たまたま見かけたとかで」
「つーかなんでこんなんお前に送るんだよ……」
元カノの写真を見てからの悪魔はとても傷ついたような顔をしてて。
この人が、悪魔の心の傷だってすぐにわかる。
「これ、もらっていい?」
「え?」
「頼む、俺に送ってくれ」
悪魔が欲しいと懇願するその写真。
悪魔と元カノが手を繋いでる歩いてるところだった。
泰治さんいわく、たまたま反対側の道路に彼もいたようで。
それで、2人の様子を撮って後日送ろうとしてたんだって。
「……そんなに欲しいですか?」
「この日が最後にあった日だから」
初めてだ。
元カノのことを何か悪魔が言うのは。
「……そんなに、好きですか?」
「好きだね」
初めて聞いた悪魔の気持ちはあたしの胸を抉るのには十分だった。
LINEを下にスクロールしながらみていた悪魔の手が止まる。
「暁さん……?」
「なんであいつがこの写真持ってんだよ……」
悪魔の言葉でわかった。
元カノの写真だって。
「なんか、たまたま見かけたとかで」
「つーかなんでこんなんお前に送るんだよ……」
元カノの写真を見てからの悪魔はとても傷ついたような顔をしてて。
この人が、悪魔の心の傷だってすぐにわかる。
「これ、もらっていい?」
「え?」
「頼む、俺に送ってくれ」
悪魔が欲しいと懇願するその写真。
悪魔と元カノが手を繋いでる歩いてるところだった。
泰治さんいわく、たまたま反対側の道路に彼もいたようで。
それで、2人の様子を撮って後日送ろうとしてたんだって。
「……そんなに欲しいですか?」
「この日が最後にあった日だから」
初めてだ。
元カノのことを何か悪魔が言うのは。
「……そんなに、好きですか?」
「好きだね」
初めて聞いた悪魔の気持ちはあたしの胸を抉るのには十分だった。