俺様御曹司に飼われました
「俺が弱いせいでいつも不安にさせてごめん」
悪魔の瞳が不安な色で揺れてた。
「あたしは離れるくらいで、暁のこと好きじゃなくなるとかはないよ!」
「ふっ、だよな」
いつものように口角があがる悪魔にあたしも笑みが零れる。
「だよなって……」
「お前、俺のこと大好きだもんな」
ついさっきまでの不安そうな顔はどこへやら。
意地悪な顔で笑ってやがる。
「なにそれー、あたしだけ?」
「なわけないだろ。留学だって、この先ずっと心海と一緒にいるため」
「……あたしと?」
「うん、親父が出した条件。海外で経営学の資格をとってくること。それまで心海と一切の接触は禁止」
悪魔が歯を食いしばる。
「禁止……」
「いないからって浮気すんなよ?」
「しないよ……」
待っていたい。
いつまでかかるかわからないということだけど。
でも、あたしは悪魔を待ちたい。
「まずは大学卒業までが目標。絶対それまでにとって、心海を迎えにくるから」
悪魔の目は真剣そのものだった。
「……うん。待ってる」
「うん、戻ってくるから。待ってて」
その日は悪魔の部屋のベッドではじめて夜をすごした。
しばらく会えないからと、2人朝までお互いを求めあった。
悪魔の瞳が不安な色で揺れてた。
「あたしは離れるくらいで、暁のこと好きじゃなくなるとかはないよ!」
「ふっ、だよな」
いつものように口角があがる悪魔にあたしも笑みが零れる。
「だよなって……」
「お前、俺のこと大好きだもんな」
ついさっきまでの不安そうな顔はどこへやら。
意地悪な顔で笑ってやがる。
「なにそれー、あたしだけ?」
「なわけないだろ。留学だって、この先ずっと心海と一緒にいるため」
「……あたしと?」
「うん、親父が出した条件。海外で経営学の資格をとってくること。それまで心海と一切の接触は禁止」
悪魔が歯を食いしばる。
「禁止……」
「いないからって浮気すんなよ?」
「しないよ……」
待っていたい。
いつまでかかるかわからないということだけど。
でも、あたしは悪魔を待ちたい。
「まずは大学卒業までが目標。絶対それまでにとって、心海を迎えにくるから」
悪魔の目は真剣そのものだった。
「……うん。待ってる」
「うん、戻ってくるから。待ってて」
その日は悪魔の部屋のベッドではじめて夜をすごした。
しばらく会えないからと、2人朝までお互いを求めあった。