俺様御曹司に飼われました
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「あった……」
最終面接日からしばらくたった今日。
姉ちゃんに聞いてみると、もう結果が出てるってことだったので姉ちゃんのいる総務に足を運んで内定者リストに目を通す。
そこに連なる名前の中に
〝茅ヶ崎 心海〟
その名前を見つけて、心が踊る。
心海は、札幌の短大に進んでいたようだった。
「……あれ」
内定者リストを見ているともう1人、見覚えのある名前。
〝恩田 音哉〟
同姓同名かと思ったがうちの大学の4年になっているため間違いない。
「いつまでもこうなんのかよ……」
なにも変わらない立ち位置。
あの頃からなにも変わってない。
ふたりは、同期として今度は出会ってまたこいにおちるんだろうか。
「なぁ、姉ちゃん」
「なに?」
パソコンから目を離さず、俺の呼びかけに答える。
「あった……」
最終面接日からしばらくたった今日。
姉ちゃんに聞いてみると、もう結果が出てるってことだったので姉ちゃんのいる総務に足を運んで内定者リストに目を通す。
そこに連なる名前の中に
〝茅ヶ崎 心海〟
その名前を見つけて、心が踊る。
心海は、札幌の短大に進んでいたようだった。
「……あれ」
内定者リストを見ているともう1人、見覚えのある名前。
〝恩田 音哉〟
同姓同名かと思ったがうちの大学の4年になっているため間違いない。
「いつまでもこうなんのかよ……」
なにも変わらない立ち位置。
あの頃からなにも変わってない。
ふたりは、同期として今度は出会ってまたこいにおちるんだろうか。
「なぁ、姉ちゃん」
「なに?」
パソコンから目を離さず、俺の呼びかけに答える。