俺様御曹司に飼われました
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「……ある!」



家のパソコンで合格発表のページを開いて、1人そうつぶやく。



「……っしゃ」



こっちにきて初めて喜んだかもしれない。



「見間違いじゃないよな?」



自分の受験番号が書かれた紙と画面に表示された番号をみ比べる。



「……帰れる」



受かるであろうことを見越して、荷造りは済んでいた。

たった四ヶ月だったけど、住んでいた部屋。
昨日のうちにすべてダンボールに入れて、あとは送るだけになってる。

俺はすぐに空港に向かうからあとでこの荷物はすべて教授が日本に送ってくれるらしい。



──ピンポーン



静かな部屋に鳴り響く、チャイムの音。



「……はい」



玄関まで向かい、家のドアを開ける。



「帰るんだろ?」



スマホの画面を俺に見せてくる。



「はい!」



表示されていたのは俺がさっき見ていた合格発表。

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