俺様御曹司に飼われました
「ん?」
じとーっと悪魔を見てると、それに気づいたのか不思議そうに聞いてくる。
「……なんでも、ない」
聞いてくる姿さえ、かっこよくて思わず目をそらす。
「なんだよ、はっきり言えよ」
その態度が気に食わなかったのか、不機嫌そうにあたしの顔を悪魔に向ける。
「なんでもないよ、本当に」
あたしはまだだもん。
まだこの人のこと好きなんかじゃない。
久しぶりに甘い言葉を言われてドキドキしてるだけだから。
きっとすぐに、こんな感情なくなる。
「なら、早く用意しろ」
チュッとあたしの唇に軽く口づけをする。
「……っ」
「ほんとすぐ赤くなるね、かわいい」
からかってるんだってわかってる。
たぶん、彼は演技派なのかもしれない。
簡単にあたしの心を奪おうとするんだから。
そんな手に乗ってやるものか。
何故か対抗意識が出てくる。
「着替えるから出てって」
ベッドから抜け出したあたしは、悪魔の背中を押して部屋の外に出す。
じとーっと悪魔を見てると、それに気づいたのか不思議そうに聞いてくる。
「……なんでも、ない」
聞いてくる姿さえ、かっこよくて思わず目をそらす。
「なんだよ、はっきり言えよ」
その態度が気に食わなかったのか、不機嫌そうにあたしの顔を悪魔に向ける。
「なんでもないよ、本当に」
あたしはまだだもん。
まだこの人のこと好きなんかじゃない。
久しぶりに甘い言葉を言われてドキドキしてるだけだから。
きっとすぐに、こんな感情なくなる。
「なら、早く用意しろ」
チュッとあたしの唇に軽く口づけをする。
「……っ」
「ほんとすぐ赤くなるね、かわいい」
からかってるんだってわかってる。
たぶん、彼は演技派なのかもしれない。
簡単にあたしの心を奪おうとするんだから。
そんな手に乗ってやるものか。
何故か対抗意識が出てくる。
「着替えるから出てって」
ベッドから抜け出したあたしは、悪魔の背中を押して部屋の外に出す。