俺様御曹司に飼われました
「いえ……あたしずっと気になってて」
「ん?」
「前に暁さんの待ち受け見えてしまったことがあって……」
「あー……」
悪魔の待ち受けの画像をこの人は知ってるようだった。
「ラーメン屋の人も好きな人のはなししてたし、どう考えてもそのとき前の日に会ったあたしのことを言ってるとは思えなくて。それからその画像を見て、あたしはその人の代わりにされてるんだってわかったんです」
一気にはなすあたしを泰治さんは優しい顔で見ててくれた。
悪魔に似た顔で。
「代わりにしてるとかではないと思うんだけど……」
「だって、出会ってすぐのあたしにおかしいと思いませんか?」
「んー……俺はあいつ、心海ちゃんのことちゃんと好きだと思ってるけどね」
そんなふうに確信を持ったように言われてしまうと、そうなのかもしれないなんて考えが頭を過ぎる。
「たしかに口は悪いけどなんだかんだ守ってくれてる気はします……」
「ん?」
「前に暁さんの待ち受け見えてしまったことがあって……」
「あー……」
悪魔の待ち受けの画像をこの人は知ってるようだった。
「ラーメン屋の人も好きな人のはなししてたし、どう考えてもそのとき前の日に会ったあたしのことを言ってるとは思えなくて。それからその画像を見て、あたしはその人の代わりにされてるんだってわかったんです」
一気にはなすあたしを泰治さんは優しい顔で見ててくれた。
悪魔に似た顔で。
「代わりにしてるとかではないと思うんだけど……」
「だって、出会ってすぐのあたしにおかしいと思いませんか?」
「んー……俺はあいつ、心海ちゃんのことちゃんと好きだと思ってるけどね」
そんなふうに確信を持ったように言われてしまうと、そうなのかもしれないなんて考えが頭を過ぎる。
「たしかに口は悪いけどなんだかんだ守ってくれてる気はします……」