嘘の中の「ウソ」
プロローグ

この世の中は理不尽だ
平等などない

そんなことは誰しもがわかっている事だ

「お前は、もうここには不要だ」

誰が決めたんだろう

どこに生まれて

どこで生きるかなんて

ただ、何も出来ない私は

「……はい」

と頷くだけだ

でも、私の中で一つだけ譲れないものがあった

「…一つだけ…
一つだけお願いがあります。

それは…_」

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