HANA~さよなら、大好きだった人~
ガチャ…キィ…


うっ…朝一で階段から落ちるとか…とほほ…


「花ちゃん、おはよう」


あ…


キッチンのほうを見ると、そこには長身のザ・イケメンな王子様がいた。


彼の名前は結城 隼人(ゆうき はやと)
私より2つ上の高校3年生。


「は…隼人君お…おはよう///」


やばい、もしかして階段から落ちたの…


「おい、ブタお前今日も階段から落ちてたな」


んな!?!?


ッバ!


「うるさい!てかその呼び方やめて!」


私は隼人君のまえでご飯を食べてる男のことを見ながら言った。


奴の名前は結城 戒(ゆうき かい)
私と同い年で隼人君の弟。


「んだよ、それがわざわざお前を起こしに行ってやった奴への挨拶か?」


「はぁ?起こしてやった?起こすならもっと早く起こしてよね、クソ猿」


「んだと、デブブタ」


「何度でも言ってやるわよ、く・そ・ざ・る」


「やんのかてめぇ!」


「えぇ、やりましょうか!」
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