好きやねん(押さえられへん思い)


変な緊張がしてきて、手のひらは、変な汗がじんわりかいてるねん。

「ふぅ。
質問に答えるねんけど、何が有ったんか分からへんから教えてくれへんか」


俺は、ため息をしたあとに、目線を年配の刑事をみてん。

ゆっくりした口調で、何で俺が呼ばれたんか。


きららさんに何が有ったか、分からへんままに刑事の質問に答えられへん。


俺が殺害したんと思っとるやろうか。


刑事の顔から読み取られへんねんけど、俺は、真剣な眼差しで刑事を見てん。


< 114 / 226 >

この作品をシェア

pagetop