好きやねん(押さえられへん思い)
変な緊張がしてきて、手のひらは、変な汗がじんわりかいてるねん。
「ふぅ。
質問に答えるねんけど、何が有ったんか分からへんから教えてくれへんか」
俺は、ため息をしたあとに、目線を年配の刑事をみてん。
ゆっくりした口調で、何で俺が呼ばれたんか。
きららさんに何が有ったか、分からへんままに刑事の質問に答えられへん。
俺が殺害したんと思っとるやろうか。
刑事の顔から読み取られへんねんけど、俺は、真剣な眼差しで刑事を見てん。