好きやねん(押さえられへん思い)


「ぅうん。
国生永遠でしたかな?
何時ぐらいに真鍋きららさんと別れたかね。
その時、直美さんは、教室に居たかね」


年配刑事の渋い声で言ってるねんけど、事情聴取やって分かってるねんけど隣で睨み付けてくるあいつ。

俺は、刑事の独特と言う、内容とあいつの態度で、逃げ場がねぇ。

刑事があいつに事実を言うと困るねん。

嘘をつくと犯罪者にされそうやねん。


額から軽く汗が流れてるし、カッターシャツは、脇にじめじめした感じに汗をかいてるねん。

緊張と恐怖で訳分かんねぇ状況やねん。


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