好きやねん(押さえられへん思い)
「私は、雨宮直美。
永遠さんとは、幼なじみだけから。
永遠が私なんかじゃなくてきららさんとお似合いだと思いませんか刑事さん」
『幼なじみだけ』を強調したあいつの声になんだか俺は、嫌やねん。
俺とあいつがお似合いやと思うねん。
言えねぇ、言ったらややこしくなるんは、分かってるねん。
あいつが俺の事、眼中にねぇのは、分かってるから。
分かてるから切ないねん。
「きららさんが分からへんねん。
付き合ってるわけじゃねぇしな。
昨日もキスをされたんは、確かやけど憎むほど、嫌っとらん。
直美と俺の関係は、さっき言ったように幼なじみやねん」
俺は、
俺は、自分の心を閉まってなぁ。