好きやねん(押さえられへん思い)
隼人と喋ってる筈何やけど、俺の頭に過るをは、あいつの事。
あいつと別れ際の態度が引っ掛かるねん。
あいつ、何処に行ったか、何を考えてるんやろうか。
「あ、その筈やねんけど。
直美が呼ばれたんは、はっきり理解してねぇが俺のお弁当箱を触れたからなぁ。
思い当たる節は、ねぇしなぁ。
俺は、アリバイは、ねぇし、動機が有るって思われやすいからなぁ」
考えてんけど、分からへん。
俺なりに考えて、刑事はんに呼ばれた質問に答えてるねんけど頬杖して眉間に皺を寄せてでかくねぇ声で。
「隼人は、きららさんが亡くなったんは、自殺やと思うか、他殺やと思うかどっちやと思うんや。
俺は、事故だと思うんや。
俺は、殺害しとらんし自殺するようなたまじゃねぇやんけきららさんは」
隼人の答えが聞きたいねん。
見入るように、俺は、隼人を見てん。