好きやねん(押さえられへん思い)


「永遠って、無意識に直美さんを目で追いかけてるから女子の連中に好きなのがバレバレ。
気付かれないように女子の数名で直美さんをいじめてるんだ」

あいつ、いじめにあってる雰囲気があらへんで。

嘘や、嘘に決まっとる。

「何でぇ、そんな言うんや。
俺のせいで直美は、いじめにあってるぅんかぁ。
嘘やろう。
直美を嫌な思いをさせてるんか」

しょぼんっとした顔で俺は、あいつの行動を思いだしてん。


訳分かんねぇし、理解不可能。


あいつ、何で、何も言ってくれへんのか。


< 156 / 226 >

この作品をシェア

pagetop