好きやねん(押さえられへん思い)
俺は、寒い体を暖めるようと、俺の部屋を閉め切って、ストーブをつけてん。
隼人は、直美が俺の事を好きやって言っとった
嘘やと思うねんけど、訳分かんねぇし直美の妊娠嘘なんか。
きららさんが亡くなったのも俺に関連するって言ったとった。
おかん、聞いても教えてくれへんのや。
俺は、呆然と、ストーブの前にしゃがんで、考えても分からねぇ。
俺は、何もかも知ろうとしてへんかったからかもしんねぇ。
すぅっと、俺は、倒れこむようにストーブの前に寝そべってん。
瞬きをせずに目を開いたままに死人のようにいてん。
考えても考えても分からねぇから無になりたいねん。
「永遠、とわぁぁぁぁ」
声が段々小さくなって聞こえへんようになって行くねん。
誰の声かなんてどうでもええねん。