好きやねん(押さえられへん思い)
どんなだけの時が流れたんやろうか。

目が覚めてんけど瞼を開けへんと耳を澄まして、様子を探るように、そっと耳を傾けてん。


「何で、永遠なんだよ。
俺だって、ずっと、プッシュかけてたのに、きららさん振り向いてくれない」

「刑事も永遠を疑ってるみたいやしなぁ」

「その間、寝てもらおうか」

誰なんやろう。

男性の会話を聞いて、ふと、可笑しいと思うねん。


目を開けて見たいと思うねんけど、開けたら殺されるような気がしてもう少しだけ様子を伺おう。


そうせぇへんかったらあかんような気がするねん。



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