好きやねん(押さえられへん思い)


掛けかも知れへん。


おかんやと思っとった奴は、きららさん殺害の犯人かもしんねぇ。

恐る恐る目をゆっくり、気がつかれへんように開けてん。

「永遠、あんたストレスで倒れたって聞いてビックリしたんやから。
目が覚めて良かぁぁぁった」

おかんは、泣き崩れとるねん。

さっきの奴らが陥れようとしてるんは、分かるねん。

おかんに説明せなぁ、あかん。


言うって、信用してくれるなんて思わへんが、俺には、時間がないねん。


重たい口を開いてん。


ああ、前置きせなぁ、あかんなぁ。


お願い信用してくれよと願いながら、祈りながら喋るねん。



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