好きやねん(押さえられへん思い)


「何言ってるの。
永遠、冗談が」

おかんは、俺の真剣な眼差しに冷や汗が流れてぶるぶる震えとっとるのを見て

長い沈黙が流れた後に


「ホンマなのかも知れへん、永遠、この事、言わなあかんね。
今日、無理言って退院させて貰うから、永遠、大丈夫だから」


おかんは、俺を見て、納得した表情に言うねん。


地べたに、気が抜けて、バタンとしゃがんでん。

あ、良かった、殺されずにすむんか。

きららさん殺害犯人、捕まれと願ってん。



< 182 / 226 >

この作品をシェア

pagetop