好きやねん(押さえられへん思い)
「永遠、黙りこんで」
さらっと言っとるおかんの背中ごしから聞こえるねん。
「・・・・」
口を噤んで駄々をこねとるガキみたいになぁ。
痺れを切らしたおかんが
「連絡したの
それに狙って相手は、誰なの
永遠が入院してる間に家に警察が来たのよ。
だから、永遠の話を聞いた時、すんなり受け入れたの」
おかんが話をした内容は、驚いて目玉を全開に開いてん。
開かずには、いられへんほど驚いてるんとやと思うねん。
「・・嘘ぉ」
めっちゃ驚いた声で言ってん。
「おかん、警察署に行かなあかんねん。
話が有るらしいから。
だから、俺、聞いてくんで。
何で、刑事はんが来るねん」
おかんは、振り返って、
「心配やから行ってあげるしタクシーに乗った時に話をするから」
俺を見てから斜め横に目線を向けてからおかんは、軽く手をあげてん。
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