好きやねん(押さえられへん思い)


「永遠が急に倒れこんだ日にね。
お弁当箱の件で警察が来たの。
お母さんは、驚いて、目が点になってた。
お弁当に毒を入れてないか。
色々、聞かれたが頭、真っ白になって後は、覚えてないのよ」


え、嘘やろう。

おかんは、関係ないやん。

毒、入れたら俺が真っ先に死ぬやんけ。


ありえへん。


アホ、ぬかすなぁ刑事はん。


突っ込んでやりたいと思うてん。

「そう言えば、何で直美ちゃん、病院に居たのかしら。
病気、お見舞い
永遠、聞いてないの」


おかんも不思議に思うたんやろう。


俺も分からへんから

「知らん」


っと答える以外あらへん。

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