好きやねん(押さえられへん思い)
警察署
入る前から俺の背筋には生暖けえ汗がじんわり気持ち悪く湿ってくるねん。
青ざめとる俺に虚ろになっとる俺を見てやろうか、分からへん。
「何、深く考えてるの。
深呼吸して、真鍋さんの事件を解決して貰う事と犯人に狙われてるんを言わないあかんで。
後は、警察に任したら良いから深く考えな」
何、知っとるんやと思うておかんの顔を見たらしもうたぁって顔をするねん。
何処まで知ってるんやと思うてん。
聞いたら根ほり葉ほり喋ってうるさいやろうなぁ。
聞く余裕があらへんから落ち着いたら聞いたらええやろう。