好きやねん(押さえられへん思い)



「永遠君、可愛い」


俺は、気付かんうちに顔はみるみる赤く染まってるんやろう。


きららさんが何故、俺を可愛いなんて言ったのか思ってもみいひんかってん。
 

「お前とは、付き合ってられへん。
どっか行ってくれへんか。
キスしたと言おうが言いまいかどっちでもええが俺に2度としないでくれねえか。
きららさんなら俺みたいな奴よりもっとええ奴探せよ」



きららさんが言ったて何の影響もあらへん。


嘘だと思う奴がごまんと居るからなぁ。


きららさんが言えるなら良い根性してるな。


あいつに聞こえたときどんな反応が見えるか。



俺は、一種の興味があるねん。



怒るか、応援するか、納得するか。



悲しいが俺の隙がきららさんにファーストキスを奪われたんやろう。




きららさんとしたのは、キスちゃう。


ポケットからハンカチを取出して唇を拭いてん。







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