好きやねん(押さえられへん思い)
なんでやねん


俺は、あいつから電話を切られてん。

何か有ったか分からへんが行かなあかん。

俺は、制服姿やったが寝呆けてるねんけど気にしてられへん。



「おかん、ちょっと出てくるで」


俺は、玄関で言いながらノブに手を回してん。



「・・・永遠」


おかんの声が閉まって聞こえへんかった。




エレベータのスイッチを押したが一向にこうへん。


あいつが5分でって言ったやから間に合うように行かなあかん。 



俺は、階段で全力で走って行こう。



間に合うか分からへんが俺は、足を止める事なく、走ってん。


何かを考えてる余裕なんてあらへん。





< 31 / 226 >

この作品をシェア

pagetop