好きやねん(押さえられへん思い)
トントンっとあいつの部屋の扉をノックしてん。
返事があらへん。
ドキドキっと心臓が鳴り響き俺は、恐る恐るノブに手をかけて開けてん。
開けてる最中に微かに聞こえて来る。
「直美、私の話し聞いてくれて有難う。
永遠君たら・・・」
あいつとは、ちゃう。
あいつのおかんとはちゃう。
泣き声混じりな女性の声。
え、誰やねん。
扉を開けたとき、驚いてん。
なんでやねん。
なんで、あいつ家におるんや。
俺の目は、疑ってしまうねん。
ベットの上に座ってるあいつとソファーに座ってる奴に驚いてしまうねん。
なんで、なんでやねん。
なんで、あいつ家に来たんや。