好きやねん(押さえられへん思い)



ボサっとつったってる店員に俺は、手を上げて呼んでん。


あいつは、俯き加減で俺の顔なんか見てへん。




テーブルの上に氷が溶けて、汗を掻いてるような水とおしぼりしかない。



あいつは、何も注文せんかったように見えるしあいつのも注文したろうか。



飲まないなら俺が飲んだらええやから。


「直美、何飲む?
うぅん、俺は、コーヒーにするで。
お金なら持ってるから気にせず注文したらええで。
サンドイッチも食おう。
直美、お願いだから選んでくれないか。
優柔不断だからな」



っと俺は、サンドイッチを食いたい訳ではない。


直美の前にメニューを見せて選ばせよう。



いつのまにか店員も来てたらしい。


あいつの選ぶのをじっと待ってたら数分したら人差し指で卵サンドの所に指差し。


飲み物はって聞きたいし顔を上げずに選ぶからジュースのページにして待ってん。



店員には悪いが。






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