好きやねん(押さえられへん思い)



「永遠、ボリューム漏れてるから近所迷惑になるでしょう。
ウォークマン付けたまま、寝たら耳遠くなるからダメ」

おかんは、部屋に入ってきたんは、言いにきたんやろうな。


「分かった、分かった。
あっちいけよ」

おかんを睨みながら、言ってるねんけど


「永遠、何か。
有ったの」


おかんは、鋭い質問をしてくるから俺は、ドキッとしてん。


「ふぅ。
何もねぇ。
それより、あっちいけよ」

呼吸を整えて、気付かれへんように言ったつもりやねんけどなぁ。


疑いの目でおかんは、俺の部屋を出ていってん。


ほんま、おかんって鋭いなぁっと感心してん。


ベットに起き上がりウォークマンを鞄の中にしまってん。


俺は、寝ようとベットに寝転がってんけどな。


目を閉じてんけどきららさんの恐怖に俺は、寝られへん。

寝ようと思うねんけどなぁ。




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