好きやねん(押さえられへん思い)


「あ、たまたま、見た。
きららさんとキスしてるのをな。
逃げてきららさんが去った所までな。
直美ちゃん、ありゃ、何かあんで。
お前、気付いてないが直美ちゃんとのキスも向こうからやと思うで
だから、おもろいもん、見たから永遠に教えたってん。
直美ちゃん、竜神と別れたり付き合ったりの繰り返ししてるで。
あんまり、詳しい事は、知らないが」

隼人の言葉は、想像絶しとるねん。


嘘やろう。


何が何だかよく分からへん。


おれ、あいつの事、何も分かってへんのがよく分かるねん。




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