好きやねん（押さえられへん思い）

俺、何を見てきたんやろう。

まず、竜神とあいつ、付き合ってたんか。


じゃあ、何であいつは、『付き合った』っていったんや。

昨日も今日も違和感が感じててん。


何か、あるんやろ。


「え、隼人、嘘やろう。
それに、直美の奴、何考えてるんか。
分からへんねんけど。
きららさんから逃げたいねんけどどうしたらええと思う」


俺は、隼人の見たって言葉を聞かへんかったら誰にも相談、出来ひんかったと思うねん。


隼人は、考える様子もねぇ様子で


「きららさんって、誰からも好かれるが永遠だけは、興味ないって分かるだろう。
永遠は、直美ちゃんが好きオーラが凄く出てるからきららさんは、プライドが傷ついたと思う。
直美ちゃんの事、好きすぎて見えて無いところがあると思う。
幼なじみだからって、知ったつもりでいたらダメだ。
恋は盲目だから」


長々とした言葉をさらっと言う隼人で、何だか、分かったような気がするねん。