好きやねん(押さえられへん思い)


「あ、ほんまや。
有難うなぁ。
じゃあ、行くでぇ」


隼人の言葉を聞いて俺は、少しずつ嫌な予感がしてきてん。



隼人を置いて、俺は、学校に行く道を走ってん。

何も起こりませんように願いながら走ってるねん。


あいつ、俺を走らせてばっかりやんけ。


ほんまおもろい奴やんけ。



いや、この振り回されてるいうんか。

独特な意地悪と天使で悪魔の表情が魅力的なんかもなぁ。

追えば去るって関係。


刺激的なあいつに俺の心は、奪われたんやろう。


あいつが、俺にキスをしたんやったら何か企みがあると思うねん。





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