好きやねん(押さえられへん思い)
隼人の奴、どうしたんだよ?
気になってしまうねん。
何か有ったに違いないなぁ。
何かに巻き込まれたんちゃうんか。
いつもは、隼人っと、昼食を食べてるねんけど俺は、携帯とお弁当を持って、屋上に向かってん。
屋上で、告白された人は、結ばれると迷信があるとかないとか。
興味あらへん。
あいつに告白なんかせぇへんしあいつが告白されへぇんからな。
俺は、屋上に絶景の見はらしで、誰も来へん。
俺だけの場所で、寝ょっと、思って、屋上に向かってん。
たったったっ
急の階段を登ってるねん。
背後から
「永遠君」
俺は、思わず振り向いてん。
何処にでもおる女性の声で眼鏡をかけて、野暮ったい雰囲気。
誰だ。
俺になんのようやねん。
告白か。
違うなぁ。
なんのようなんやろうか。
「ぁ、はい」
俺は、嫌そうな表情をしたのだろうか。
ぼそっと返事してん。
「隼人君と友達ですよね」
隼人が関係してるのか。