好きやねん(押さえられへん思い)


階段を登ってる途中に声をかけられたし、隼人の事だから告白なんてありえへんなぁ。


「わかってん」


そういった後、俺は、屋上に上がってん。


鉄のドアが重たいねんけど開けてん。


後ろから付いて歩いてくる先輩達。


要件は、人が居らへんとこって言ってたし俺は、ドアの所の裏側に梯子に登ってん。


独特な立ち方をした。ドアを囲ってる石の塊に梯子があるねん。


簡単には、付いて来られへんねんけどなぁ。



ひょぃっとよじ登って、ドアから出て来た先輩。

俺を探してるように感じるねんけど様子を多少、見さしてもらわんとあかんなぁ。


何か、あるんか。


俺は、座って、様子をうかがってるねん。



なにもあらへんなぁ。



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