好きやねん(押さえられへん思い)
竜神も睨み返してくるねん。
『いってまおうか』って、あの世に行かしたんで。
喧嘩は、つえって訳じゃねぇがあいつを『ブス』呼ばわりや『妊娠』させたことにいらついて咄嗟に出てん。
逃がしたらあかん。
竜神のあいつの昨日の涙の跡は、これが原因やったんや。
許されへんねん。
「やっぱり、直美の事、好きなんや。
そんなに、頭に血がのぼってお前の頭狂ってるなぁ」
ふざけた口調で、言う竜神がムカつくねん。
じっと見つめてたあいつが、怒鳴る声で