好きやねん(押さえられへん思い)


竜神も睨み返してくるねん。

『いってまおうか』って、あの世に行かしたんで。


喧嘩は、つえって訳じゃねぇがあいつを『ブス』呼ばわりや『妊娠』させたことにいらついて咄嗟に出てん。


逃がしたらあかん。


竜神のあいつの昨日の涙の跡は、これが原因やったんや。


許されへんねん。


「やっぱり、直美の事、好きなんや。
そんなに、頭に血がのぼってお前の頭狂ってるなぁ」

ふざけた口調で、言う竜神がムカつくねん。



じっと見つめてたあいつが、怒鳴る声で



< 84 / 226 >

この作品をシェア

pagetop