好きやねん(押さえられへん思い)


心配なりながらも、必死で探してんけどおらへん。


ポケットの携帯を取り出して鳴らしてん。


お弁当を置いてる所からめっちゃ派手な


有名な音楽が流れてるからあいつ、上にあがったんかっとジャンプしてんけど見えへん。


しゃあないなぁっと思いながら梯子を登ったら何食わぬ顔で、俺の食べさしの弁当を食べてる。


「永遠、明日から、永遠が私に作って来ること。
永遠、邪魔だからのけて」

いつもの表情のあいつを見ながら俺は、登って、梯子に行けるようにのけてん。


「今日、付き合ってね」


ゆっくり、梯子で、降りて行くねん。



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