好きやねん(押さえられへん思い)


あいつが降りてる梯子の下で、いつ落ちても救える態勢をとって待ってるねん。

あいつは、俺が下でそんな事をしてるなんて気付いてへんと思うねん。


俺は、心配でたまらへんねん。


スカートからひらひらっとなびいてあいつのちらちらと見えてるねん。


見えてくる下着や太ももを見ないようにしてるねん。

集中集中と言い聞かして、落ちぬように俺は、見つめてるねん。


バーンっと綺麗に着地したあいつ。



「永遠、何で、そんな所に居るのよ。
永遠、今日の下着は何でしょう。 
うふ」


何で、そんな質問をしてくるのか分からへん。

答えろって言われたんやから答えるべきなんやろうか。


困ったなぁ。



答えたら平手打ちか。



答えへんかったら嘘つき呼ばわりか。



迷うなぁ、言わんとこ。




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