イケメン部 〜第2巻〜
「…なんだ、殴りたいのか。殴りたいのなら殴ればいい」
声色も変わらない御影。
西条は「はっ」と笑い、
「てめぇ、人に殴られた事もない癖に何強がってんだよ」
怒りに震え声で言う。
「親にだってないんだろ?エリートだもんな?おぼっちゃまだもんな?…将来の天才医師くん♡」
途端、御影がピクリと動いたのが分かった。
「…やめろ」
周りに緊張感が走る。
「ここにいる奴、誰も知らねぇよ。でも俺は知ってる。お前の家族事情だって全て」
「やめろって言ってるだろ…」
「なんでか分かるか?俺がどれだけアイツの事を思って、アイツの周りに近づく男を調べあげて…!」
澪和はブルブルっと寒気がした。
声色も変わらない御影。
西条は「はっ」と笑い、
「てめぇ、人に殴られた事もない癖に何強がってんだよ」
怒りに震え声で言う。
「親にだってないんだろ?エリートだもんな?おぼっちゃまだもんな?…将来の天才医師くん♡」
途端、御影がピクリと動いたのが分かった。
「…やめろ」
周りに緊張感が走る。
「ここにいる奴、誰も知らねぇよ。でも俺は知ってる。お前の家族事情だって全て」
「やめろって言ってるだろ…」
「なんでか分かるか?俺がどれだけアイツの事を思って、アイツの周りに近づく男を調べあげて…!」
澪和はブルブルっと寒気がした。